OCR試験用ツール TripMaker2
2025/4/29 予約販売を始めました。 定価 23,000円

本製品でOCRの試験をより簡単に行なえます。試験電流の変化やVCBの動作音(振動)からトリップ信号を作ります。また簡易クランプメーターの最大値表示機能で動作電流が一目瞭然です。
試作1号機がカフェジカチャンネルで紹介されました。1号機はCTセンサーと本体が分離していたので持ち運びに不便という欠点がありました。今回は設計を大幅に見直して一体式かつコンパクトにしました。機能的には同じなので動作の様子はこちらをご覧ください。
Trip Maker 2の特徴
・小型CTクランプセンサーにトリップ検出回路を組み込みました。
・試験電流の変化でトリップ信号を出力します。(電流引き外しOCRの場合)
・VCB動作時の振動や音でもトリップ信号を出力します。
・簡易クランプメーター機能で50Armsまで測定できます。
・背面のマグネットで板金につきます。
・電源は充電式バッテリー内蔵。充電はUSB-C 経由
・OLED表示器採用で各ピクセルが発光するので暗闇でもよく見える。
仕様
| 電源 | 内蔵リチウムポリマー電池 充電入力 USB-Cコネクタ 充電時間 約2時間 使用可能時間 約6時間 |
| トリップ信号 | 出力トリガー: 音、電流変化 接点閉継続時間 1秒 状態表示 表示画面の白黒反転による 出力接点 電圧 最大AC200V 電流 最大0.11A |
| 簡易クランプメーター機能 | 測定範囲 0~50A 測定方法 実効値 分解能 0~5Aまで0.01A 5A以上は0.1A Trip検出の瞬時値を表示し5秒間保持 |
| 寸法・重量 | 115x54x30 突起物含まず 89g |


こちらも拝見いたしました。凄い!素晴らしいです!振動センサーにスペアナ機能を
搭載するとは、斬新なアイディアで考えも及びませんでした。センサーボディーに
機械的に伝わってくる振動と空間を空気を介して伝わってくる音は、どちらが早いの
でしょう?振動の場合、感度が高すぎるとVCBの開極よりも先にVCBの初動振動で
少し早めになることが有ります。なので、出力遅延スイッチがあると良いなと考えた
事がありました。VCBの実際の開極タイミングとセンサーの出力をオシロかメモハイに
入れて見てみたいです。
振動の大きさだけを判定に使っているショックセンサーモードと、周波数と継続時間も条件にしてアラーム音だけを拾うようにしているスペクトルグラフモードがあります。
スペクトルグラフモードでは音を一定期間サンプリングして周波数解析するのに75mS程度かかっていて、2回連続で検出を条件にしていますので短い時間測定には向いていません。