-あると便利 漏れ電流発生器-

Ior監視装置の動作確認に使える抵抗負荷装置
本製品は、漏電ブレーカーや Ior 方式の絶縁監視装置の動作確認を行うために使用する
純抵抗成分の漏れ電流を生成する装置です。使用時は、ブレーカーの端子と
キュービクルのアース端子の間に接続し、意図的に漏れ電流を流すことで、
監視装置が正しく動作しているかを確認できます。
Ior方式と純抵抗成分の必要性
Ior方式の絶縁監視装置は、漏れ電流 Io を Ior(抵抗成分)と Ioc(容量成分)に分離して監視します。
この分離は電圧と電流の位相差を基準に行われるため、試験に使用する漏れ電流は
電圧と同相(位相差0°、力率100%)の純抵抗成分である必要があります。
容量性や誘導性の電流では位相がずれてしまい、Ior監視装置が正しく反応しません。
そのため、試験には必ず純抵抗成分の電流を流す必要があります。 位相特性試験器ではIor方式の絶縁監視装置の試験はできません。
本製品の特徴:トランジスターで抵抗を電気的に生成
本製品は、可変抵抗器を使用せず、トランジスター(MOSFET)を用いて
電気的に抵抗成分を生成する方式を採用しています。トランジスターに電力を負担させることで、
純抵抗と同じ動作を実現し、電圧と同相の電流(Ior成分)を安定して作り出すことができます。
なお、トランジスターで抵抗成分を生成していますが、電力損失による発熱は
従来の抵抗器方式と同等です。電圧と電流の積で決まる消費電力(P = V × I)は
素子の種類に関わらず熱として現れるため、発熱量が多い条件では連続で運転できる時間は短くなります。
メリット:小型・軽量で扱いやすい
本方式の主なメリットは小型・軽量であることです。
大型の巻線抵抗やセメント抵抗を使用しないため、現場へ持ち運びやすく、
盤内での試験作業も容易になります。電流の微調整方法は従来の可変抵抗器方式と同様で、直感的に操作できます。
使用イメージ
漏電ブレーカーの動作確認の様子です。

サイズは突起を除いて130㎜x130㎜x55㎜です。
メインスイッチと過熱防止のために内部に温度ステッカーを追加しました。

